スティグ・リンドベリ展

ファイアンス

イタリア・ファエンツァで生まれた錫釉陶器〈ファイアンス〉。1942年の展覧会でステイグ・リンドベリが注目を集め、〈グスタフスベリ・スタジオ〉設立へとつながる転機となったものの、同じ制作の繰り返しに限界を感じた熟練職人が工房を離れ、成功には至らなかったとか。

アートワーク

デザインに関心を持つ顧客層に向けた、上質で芸術性の高いアートウェアシリーズ

フィギュリン

彫像や彫刻家としての作品

ユニークなストーンウェアの器

フォルムと色彩で革新的な感覚を発揮

テキスタイル

スウェーデンンのNK百貨店責任者A.サンプソンとの出会いから共同制作を始め、世界的注目を集めたテキスタイルの数々。

A.サンプソンに送った磁器製アクセサリー

リンドベリと日本

日本に訪れたことにより、天目釉に類似する深みのある鉄釉と家紋の意匠に強く触発された作品。

子供のためのデザイン

テーブルウェア、絵本、おもちゃまで。イラストが素朴でかわいい。子供のころがよみがえりました。

最後に・・・

テーブルウェアからはじまり、テキスタイル、絵本やおもちゃまで多彩な才能を発揮したリンドベリ。とても興味深く、充実した展覧会でした。たくさん作品を撮れて、記録に十分な”アルバム”になりました。

展示物全て撮影OKの展覧会は日本ではとても珍しい。海外ではモナ・リザですらスラッシュを使わなければ撮影できるのに、なぜ日本は厳しいのか。撮影できる環境についてもう少し考えていただきたい気がします。

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