コペンハーゲン便り

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先日、確認したいことがあり、デンマークで通訳やコーディネートなどでお世話になったの方に久しぶりに連絡を取りました。

その時、ちょっとおまけでいくつか聞かせてもらうことに。

税金が高いにもかかわらず、幸福度が高いデンマーク

デンマークの消費税は25%。物価も高く、旅行者泣かせ。

しかし、医療費や授業料無料など、その使い道に透明性があり、国民もある程度納得している。

また、政治にも透明性があり、意思表明が比較的ダイレクトに国政に反映されることもあり投票率も高い。

国民の承諾なしに税金などは上げられないですね。

移動もファーストクラスを使わないという話も聞きました。どこかの知事とは大違い!!

そんなことも聞いていたので、今回の状況でどのようになっているのか気になっていたところでした。

デンマークのコロナ状況は・・・

その方の場合、ガイドがメインだったため、仕事は昨年から全面休業中。

観光業はやはり大変みたいですが、フリーランスであったのと、失業保険のおかげで不自由なく生活できているそうです。

しかもその保険料も年間費で少額だったとか。

日頃の消費税などがこういうところにも関係しているのかもしれません。

去年12月から半年間、レストラン、博物館、学校などはロックダウン。

先日エッグカップのブランドに発注した時も(訪ねた時も少人数でしたが)、スタッフ全員休ませて、ご主人と2人で生産しているので時間がかかると言っていました。

それに対する補償はどうだったのか。

国は補償などによる赤字を10年間で返済できるとし、企業などに約8割ほどの補助金を出したそうです。

申請した企業は1ヶ月の審査機関の後、許可が下りたら5日以内に支給。

迅速な対応に国民も納得しているとか。

ワクチンについては12月から開始し、途中アストラゼネカで死者が出たニュースは日本でも流れました。

それでも現在は40代が対象になり、8月あたりで大規模接種が終了予定。

国内専用のコロナパスを作り、ロックダウン後はレストランや施設などで提示を必要としているそうです。

日本だって「補償すると赤字になるが何年で返せる」としっかり伝えてくれれば「我々も協力しよう」という気持ちになるはず。

むにゃむにゃしないではっきりしてしてほしいけど、してくれないですね。

メディアでいろいろ言ってますが、すくうことなく、国民の声を聞く場所もなく・・・。

しかし、デンマークのようになるには政治家だけを責めるのではなく、自分たちもしっかり政治家たちを見極めて、できることで示さねば(道は遠いですが)。

オリンピック強行でその後がどうなるのかわからないので不安な毎日ではありますが、1日も早く接種てし少しでも安心を増やしていけるよう願うばかりです。