アアルトに浸る

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桜も散るという時期に、冬に逆戻りの冷たい雨の中、良質なデザイン見たさに体を奮い起こして行ってきました、アアルト展「アルヴァ・アアルト もうひとつの自然」!
場所は、これまでタイミングが合わず、一度も足を踏み入れていなかった、東京ステーションギャラリー。雨が降ってもぬれずに行ける「エキナカ」美術館。レンガを生かしたハコ、木をたくさん使っているアアルト作品であるナカミの相乗効果でなかなかステキな雰囲気でした。

アアルトが手掛けた個人邸宅、公共建築物、また内部の家具、照明、ドアノブに至るまでの作品を実物や、ドローイング、設計図、模型、写真、映像などで展示されていました。写真も結構大きいので、ちょっと「行った気分」がでました。規模の小さい美術館ですが、映像や解説などが結構あって、しっかり見ていくと時間がかかるので、充実度は濃いかも。

最後の展示室はまるでステージのエンディングのように家具や、照明がズラリ。テンション高くなりました!

さらに展示室を出た後も楽しい。

そこにもアアルトの椅子がズラリ。しかも座れる!

座れるのはとても大事。

北欧の椅子は姿だけでなく、座り心地もしっかり考えられていますから。

個人的になりますが、海外の美術館で、アアルトや他の北欧の椅子の座り心地に感動して北欧に興味を持つようになったので、体験できるのは大きい。

・・・なので、座らせていただきました、しっかり。

座り心地はやはり素晴らしい👍。

気持ちが優雅に、豊かになりました。
不思議・・・。

アアルト展で、結構前に彼の家とアトリエを見学したのを思い出し、撮りまくった写真のなかからほんの一部アップします。今回のブログはアアルト三昧で!

            

■ アアルトのアトリエ

直線的な中に湾曲が入って優美さが感じられます。

白と木材で一見寒そうにも見えますが、テクスチャが温かみを感じさせます。

照明スタンドも白でしかも葉のようなデザイン。

自然も感じます。

左右両方から光がかなり入ってくるので天井からの電気要らず。

各机に天井に向かっている照明あり。

暗くなった時の様子も見たかった

天井からの光もふんだんに。

やはり天井が高いと開放感ありますね。

釣りざおのようなペンダントライトがいい!

■アアルト邸

こちらも白ベースに直線的なデザイン。

木と緑が入ってナチュラル感、感じます。

アアルトのデザインでいっぱいの、リラックスできる空間・・・・
(ため息)。

狭い空間なのに狭さをあまり感じさせないのは、シンプルな家具に木製の統一感があるからなのか。

カーテンも同系色なのがいい。

窓から緑が大きく見える部屋。

アアルトは常に自然とともに仕事をしていたんですね。

ダイニングも直線的。

丸く赤いペンダントランプがモダン。

庭から見た邸宅:「緑の中にある家」

こう見るとコルビュジエに似た感じもあります。

そぎ落とした美は飽きがこないところがいいですよね。