「お母さんにやさしい国」について考える

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先日Twitter、Facebookでつぶやかせていただきました「お母さんにやさしい国」1位はフィンランドでした。また上位3位はすべて北欧で占められていました。福祉が他の国よりも充実していることで知られているので、結果は納得です。

北欧ファンの端くれが言わずともご存知の方は多いと思いますが、この充実の裏には高い税金があります。旅行で行ったとき「たっかいなぁ~。東京のほうがいいな。」と一瞬思いましたが、日々その中で生活している人がある程度納得されているのはそういう理由があります。また、男女平等率も高く、男性でも育休が取れる環境があるようです(もっとも日常的に家事は分担が当たり前の国々ですから。日本の今の状況で男性が育休取れてもどれだけ育児できる人がいるのか・・・)。

恐らくそういった制度が確立できたのは政治家の力ではなく、国民の力だろうと推測するのはその投票率。北欧諸国はこちらもトップを占めています(*)。あれだけ高い税金を払っているのだからどこにどれだけ使っているのか国民にわかるようになっているそうです。自分たちの生活をよりよくするために、それを実行できる人物を選ばなければ、という思いが強いのではないかと(横領しようものなら・・・ !!)。日本だと「1票入れたところで変わらない」のような考えか、何かと問題が深刻化している今でも投票率が低い。今の状況を変えるのは私たち国民の意識を変えなければならないと。もちろんすぐに変わることはできないけれど、できるところからしていかなければ。ということで、私たちがまずできることは投票すること(当たり前と言えば当たり前ですが)。過去に託したい候補者がいず、白紙で出したこともありましたが、やはり誰かに投票しなければいけないですね。とりあえず自分の意見として、「なってほしくない人に入れない」という表示はできる。安易に立候補しているはずはないですから、予想外で当選した場合も責任もってやっていただく。そうすればやたらに出馬する人も減って、本当に頑張りたい人が出てくるかも。

目指す「北欧諸国」への  道は遠い。でも私たちの意識が早く変われば、道は短くなっていきます。政治家や官僚が私たちの税金を使って「研修」に行ってどれだけの効果を発揮してくれるのか。私たちのために、私たちが選ばねば。「お母さんにやさしい国」で考えさせられました。