King Curling

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先々週、1週間開催されていた「トーキョー ノーザンライツ フェスティバル」の最終日の最終回に行ってきました。今回は連休中に行くことができなかったので、あきらめようと思ったのですが、再度スケジュールをチェック。暗く、滅入る映画ならやめようかと思ったのですが、写真を見て滑り込みで行くことにしました。

           

ウィル・フェレルかどうかはわかりませんが、確かに「俺たち」シリーズのような70年代のにおいがプンプンする映画です。出てくるキャラクターは全員クセ者!

最後の最後はかなりドタバタな感じがしましたが程よく笑ってすっきり。特に気に入ったのは色使い 。写真のユニフォームでもわかるように、あまり日本では使われない色使いやセットがかわいく、印象的でした。主人公の家はかなりピンキーでしたが  、実況で使用されていたヘッドフォン マイクもブルーだったり、それらを見るだけでも楽しめる映画だと思いました。タイプは違うのですが、「キッチン・ストーリー」を思いだしました。中高年の男の友情を描いた映画は、ちょっと内容を聞くと男くさい感じがしますが、主人公の家がカラフルだったり、出てくるものがかわいかったこともあり、全体的にほのぼのとしたマイルドな感じの印象がありました。今回の映画もそんな感じ。イケメンは1人もいないし、どちらかと言えばあまりアップで見たくないほど「ユニーク」な面々なのに、全体的にマイルドな印象を受けたのは、そのデザイン・センスにあると思いました。


       

なかなか楽しい映画だったなぁ、と思ったのですが、配給先がなく、フィルムも「借り物」ということで、現時点では日本公開はないそうで、とても残念です。面白くないアメリカ映画はたくさん入ってくるのに、ヨーロッパ映画はあまり入ってこないですね。もしくは期間が短すぎて見逃してしまいます  。ヨーロッパ映画は建物が美しいので、背景をみているだけでも楽しいのに。DVDなら見られるものもありますが、やっぱり大きな画面で見たい。最近ミニ・シアターも減ってきているのもすごく心配です。今年はできるだけたくさん映画を見たいと思います。みんなで映画館に行こう!!