Diamond Jubilee: ロイヤル・パワー

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先日エリザベス女王の在位60周年のお祝いがありましたね
10年前、英国におりまして、女王在位50周年の記念コンサートをグリーン・パークのスクリーンで見ていました。
ブライアン・メイがバッキンガム宮殿の上で
ギター弾いてました。
2002年も国中で大騒ぎ
「その日を休みにして3連休に!」、「休みにすると経済がさがる」など賛否両論ありながら結局休みにして、大半の人は楽しんでいたと思われます
女王のパレードのルートが発表されると、前日から徹夜組が・・・。
バッキンガム宮殿前の”王道”「モール(The Mall)」ではなんとおばちゃんたちが昼間から陣取り、明らかに徹夜のご様子
「おばちゃん」ならまだしもよく見ると「おばあちゃん」も!
Queenとなると、イギリスのお年寄りの気合の入り方が違うことを改めて知りました。結構女王の写真付きマグ・カップ持っているお年寄り結構います

※脇にそれますが、イギリスで毎年行うカレンダーのセールス・トップ10ではマンチェスター・ユナイテッドや、いまどきアイドルに混じって、常にクリフ・リチャードが上位に

濡れたTシャツ姿の、60歳をとうに越した、笑顔のクリフ・リチャードのカレンダーがいまだ根強い わたくしの在英時代で60代でしたから、今や70代。過去の若いエルビスの写真じゃなく、現在の「サー・クリフ」が人気なのです。彼もまだまだ健在ですが、彼を驚くべきUKのおばちゃんパワーが支えているのです。
さらに脇道にそれると、テニス好きの彼が大雨で大中断したウィンブルドンで歌を歌って、運の悪い観客を一気にラッキーな人々にした粋な計らいなんかもおばちゃま方の心を離さない理由の一つなのかもしれません。
2002年前半は王室の2人のメンバーが亡くなりました。
女王の妹、マーガレット王女と「クィーン・マム」ことエリザベス皇太后。
特にクィーン・マムがなくなった時は王室のお葬式を見ることができて、
貴重な経験ができたな、と思っています。
ダイアナ妃がなくなって以来王室の一番人気だっただけに、
その注目度もかなり高いものでした。
それだけにかなりの時間を使って報道されていましたが、
驚いたのは亡くなった彼女(棺)を一般公開したこと。
TV  で教会の中の様子を見ましたが、棺の四方を近衛兵が囲み、
一時は皇太后の4人の孫:チャールズ皇太子、アンドリュー、エドワード両王子、
デイビッド・リンリー子爵(マーガレット王女の子息)もその四方に立ちました。
英国民は列をなしてクィーン・マムにお別れを
しかしその列たるや、ひと駅ほどの長さ!!
深夜になっても列は絶えず、土曜日は、夜遊びしていた若者たちも並んでいたとか。
人気の高さが窺えました。

                    

何かにつけて「英国に王室は必要か」と話題になっていますが、
王室は英国のシンボルでもあり、女王のために世界クラスのミュージシャンが集まるところ、大半の英国民の自慢でもあるような気がします。
王室公式Facebookなんかも開設して、
なんだかんだ言ってもまだまだ王室パワーは続きますね。
ところで記念コンサートはいつTVで見れますかね??