ヘルシンキに初めて行ったときにまず気付いたのが、道の名前や地図、バスの停留所や車内の電光掲示板にフィンランド語とスウェーデン語が併記されていたこと。
Kultasuklaaを訪問時には、タパニ社長の双子ちゃんが学校でスウェーデン語を習い始めた、ということで、フィンランドでのスウェーデン語について聞いてみました。
社長が言うには「今日の生活にスウェーデン語は必須ではない。もっとほかの言語の方が役に立つ。」ちなみに社長はドイツ語がお得意です(Kultasuklaaのドイツ語表記は社長が訳しています)。
長い間スウェーデンの支配下にあったことの名残ではないかということは想像できたのですが、こういう話を聞いてちょっと興味があったので、先日「日本担当」のティーアにさらに聞いてみました。
フィンランドの教育制度は7歳から16歳までの9年間が「basic school」(基礎学校:義務教育でしょうか)で、その後3年間は高校、もしくは職業学校に進学します。高校卒業後は大学、もしくは「polytechnic 」(職業専門学校)等に進みます。スウェーデン語は基礎学校の最後の3年間(日本でいえば中学校ですね)で必須科目として勉強します。
多くのフィンランド人は今やスウェーデン語を母国語とするフィンランド人は全体の5%(29万人)しかいないのに、なぜスウェーデン語を勉強しなければならないのか、と思っているそうです。タパニ社長もティーアも日常でスウェーデン語を使わないのであまり話せないそうです(社長においては学生時代に勉強したドイツ語の方がよっぽど使えるとか。確かに)。とは言っても、政府で働く場合、スウェーデン語は重要で、公的機関でもスウェーデン語のスキルを聞かれるようなので、一部ではまだ必要のようです。



更なる余談ですが、昔、語学学校で イギリス の苗字について教えてもらったことを思い出しました
。
英語名では「息子」がつく苗字が多いと。
イングランドは「-son」:
Johnson、Robinson、Richardson、Williamson
スコットランドは「Mc-」:
McCartney、McDnald、McNeal、Mcgregor
アイルランドは「O’-」:
O’Brien、O’Neal、O’Conner、O’Donnell
などなど・・・・