そうだ、デンマークに行こう! ~ 東京の「北欧」へ ~

コロナ前にお仕事でお世話になったディスプレイデザイナーの方と北欧家具の話をしていて「今度国立新美術館へ行きましょう!」となっていながら、自身がいろいろバタバタになり、その後コロナで外出できず、1年以上経ってようやく「大丈夫かな」と思った時に「佐藤可士和展」の開催をキャッチ。こんなチャンスを逃す手はないと、ようやく実現し、「アートな」1日となりました。

黒川紀章さん設計の建物は3階までが吹き抜けになり、正面がガラス張り。自然光がたくさん入り、照明はかなり少なめで解放感抜群!考えてみると北欧でよく見かける建物の設計と似ているところがあるので、穏やかで落ち着く雰囲気があるのかもしれません(空港に似た雰囲気もあります🛬)。

 

新美術館(左)デンマーク王立図書館(中央)オスロオペラハウス(右)
どれも建物に建物がある感じ

そしてフリッツ・ハンセンの家具であふれていること。各フロアにはそのデンマークの椅子がズラリと。数人のデンマークデザイナーが手掛けた数種類の椅子に一気に座れる機会はなかなかありません。しかも入場料は企画展入口からなので、そこまでの場所は無料!いつでも座れに行ける!なんて贅沢っ。

 

1階で見られるアイテム:H.J ウェグナー(左CH07、左から3番目CH25)、
A. ヤコブセン(左から2番目)、P. ヘニングセン(右)のランプ
CH07の背後にCH25が積み重なって隅に…。ソーシャルディスタンスの犠牲 …。

 

さらに極めつけは、エッグチェア、スワンチェアに座れること!セブン・チェアや、アント・チェアなら座る機会はありますが、この二つは(自分の中では)、見ることはあっても、座る機会は滅多にありません。一度座ったら吸い付いたように離れ難くなります(北欧の椅子はデザインのみならず座り心地もいいので、どの椅子も離れ難いですが)。

 

“タマゴ”と”ハクチョウ”は地下に。バック(本当はサイド)を障子と見立てると和とでも映えます。

 

”タマゴ”の反対側のデザイン色強いおしゃれなミュージアムショップを抜けると、
アント・チェアで食せるカフェが。たくさんあるのを見るのも気持ちいい。

 

2階にあるP.ケアホルムのシンプルデザインなベンチ。長く連なる姿が美しい☆
そしておしゃれな”空中”カフェではYチェアでお茶がいただける☕!

 

1階でCH25に座れなかったときは3階へ。
向かいのセブンチェアに座りたい場合は”天空”レストランへ。

 

ガラス張りの壁面と相まって、近未来的で”天空”のような佇まい。
こちらのレストランにはまだ行ったことがありません…。近いうちに!

 

建物は各フロアの所々で様々な建築美を見つけることが。いろいろな椅子でぼーっと、まったり座って、建築美を写真に撮ったりしていると、企画展を見ずしても半日くらい軽く時間が過ぎてしまいます。

 

3階からの眺め(左)1階からの階上の眺め

充実感どっぷり、リフレッシュ感テキメンです。これまでに何度か、グツグツしているときに振休取って、心の浄化しに行ったことがありました…。
国立新美術館に行くときは余裕をもって行かれるといいですね。

 

 

 

アートディレクターの方はたくさんいらっしゃいますが、現役真っ只中で、大きな場所、長期間される方は珍しいのでは。佐藤可士和さんがやるならやはり場所はここですよね。これまでにいくつかは知ってはいましたが、「あれも、これも??」がたくさんありました。

デザイン画や写真など、平面だけではなく、映像や、立体など、これまで手掛けてきた仕事が様々な形で展示されていました。身近なものが多いので、デザインに関心がなくても楽しめると思います。逆に「これもデザインか」とデザインに興味を持つきっかけになるかもしれません。

 

「わぁ、大きいロゴ!ってサラッと見てしまいましたが、
テレビで「企業のマテリアルでできています」という可士和さんの解説を聞いて
手前の立体ロゴの意味が分かりました。
展覧会はしっかり、じっくり見ないといけないですね…💦

 

展覧会の最後は”依頼されていない”作品群

 

 

美術館を十二分に浸った後に、デザイナーの方のお知り合いが作品を展示しているという銀座の奥野ビルへ。昭和初期に建てられ、その時代を色濃く残し、現在はギャラリーや個性的なお店が入っているという、レトロ感ある、アートな建物。いつか行ってみたいと思っていたので、喜んでお供しました。周りの建物と比べるとそこだけ時間が止まっているような、そこだけセピア色に見えるような独特の雰囲気。外は変わっていないけど、中はそれぞれ変えていて、でも雰囲気を損なわないようにアレンジされていて、特に各戸のドアに個性が出ていたのが印象的でした。個人的に最も印象的だったのは手動でドアを開閉するエレベーター。階数の表示板のアールデコ感がおしゃれでした。

 


管理人室の窓口がかわいい。扉と窓口の色もいい👍。そして壁のタイルもおしゃれ。
お友達の作品を取り損ねました、すっかり…。次回はきっちり。

 

未来的な現在からミッドセンチュリー、昭和初期と1日でデザインの流れをたどったような、贅沢な時間を過ごせました。

まだ煮詰まったら浄化しに「デンマーク」へ擬似旅行に行きたし。